2005年06月29日

藤巻ポートフォリオ

世界に名立たる金融ディーラー藤巻健史さんは、現在インフレ対応型の資産運用をしています。詳細については、文芸春秋7月号にて発表しています。
本人もいつも言っておりますが、ここ数年は円安ドル高、株高、金利高のポジションで、そのスタンスは微動たりともしません。長期トレンドに沿って、自分がポジションをとってから公表していますが、長期投資なのでそれを信じる人は藤巻さんと一蓮托生となります。

具体的なポートフォリオは、
・長期の固定金利のお金を銀行から借りられるだけ借りる。
・自宅を含めて不動産に投資する。
・株を買う。しかも米国株中心。
・流動資金はドル建てにする。MMF等のドルで持っておく。
・円預金は皆無に等しい。

これは、日本国政府のポートフォリオに通じる部分があるとのことです。
政府も円高防止のために1年ほど前に大規模なドル買い介入を行っています。短期国債を米ドル国債と交換することにより結果として外貨準備高が増えることになりました。8000億ドルを超す外貨準備高のうち30兆円以上の3000億ドルくらいは、半年くらいで貯めこんだものと私は解釈しています。
逆に個人レベルではほとんどが未だに資産を円で保有しています。
また、政府の借金(国債発行残高)は700兆円を超えていて、金利が上昇し始めると政府は利子の返済が大きくなり、税収を増やす程度では対応できなくなります。行き着く先がインフレとなります。
ということで、政府と個人ががちゃんこすれば、どう考えても政府の方が強いわけで、藤巻理論はつまるところ、政府と歩調を合わせていることになります。

インフレはありがたくないですが、藤巻さんの主張には常に耳を傾けてきました。といっても、いつも言っていることは同じですが。
やはり、マーケットプレーヤーで勝ち続けてきた人の話は聞くに値するというか、とても興味があるからです。文章も面白いのでいい気晴らしになるのですが。最近のはずし傾向は気がかりですが、本人もそのことを十分承知の上で、まったくスタンスを変えていません。長期で見て余程自信がおありなのでしょう。検診で何かの数値が異常に高くなるほどストレスも溜まっておられるようです。マーケットプレーヤーはボクサーの如く、市場からのハードパンチをあびなくてはならないのが気の毒です。しかし、同時にトレードの快感はたまらないようです。伝説のトレーダーの言葉は、少し重みが違います。
posted by 金時 at 21:30| お金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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