2005年06月10日

ブック・サーフィン

昔というか、成人するまで本などほとんど
読んだことがなかったのに、今はさながら
活字中毒者のようになってしまいました。
本好きは多いでしょうが、そういう方は昔から
そうなのではないでしょうか。私の変質ぶりには
まわりが少し驚いています。

最近は、金融・経済・投資系の本を追いかけています。

・ベンジャミン・グレアム「賢明なる投資家」
投資の古典であり名著です。当然参考になりましたが、
いろいろなものを読んでいたので、
そのうちの一つの指標になったというところです。
賢明なる投資家は元本を安全に守りながら、
リターンを追及していきます。ここでは投資家を
防衛的投資家と積極的投資家の2つに区分します。
ほとんどの人は防衛的投資家で充分だよ、
株式と債券を半々で所有して、比率が崩れたら
リバランスをしていれば、ゆっくり眠ることが
できますよ、と言うあたり親切だなと思いました。
あと、この本の真骨頂は、実際の企業価値より
割安になっている銘柄を時期を選ばずに購入する
ことを強調している点です。もちろん、業績の良い
企業が市場の一時的な冷え込みで大きく下げている
時などは絶好の買い場となる訳です。
実際の価値と市場の価格の差が大切であって、
そういった銘柄を保有していれば、市場のぶれを
気にせずにいられ、確実にチャンスが巡ってくる
ということです。

・藤巻健史「1ドル200円で日本経済の夜は明ける」
同著「たいやきのしっぽはマーケットにくれてやる」
世界のマーケットで名を知られたディーラーによる
面白金融エッセイ。「外貨の常識」や「資産倍増法」
「実践・金融マーケット集中講義」など藤巻さんの
著書はほとんど読んでいます。90年代に日本国債を
買い続け、莫大な利益をあげています。要するに
90年代は経済のファンダメンタルズから見て、
日本の景気は良くならない、つまり日本売り=債券
買いを貫いたのです。金融商品の複雑な取引を
せずに、下がる時は売り、上がる時は買いの
ダイレクショナル・トレードで大局的な視点に
立ってディーリングをしていることが成功の秘訣です。
今の立場は、日本の景気も底を打ち、株・不動産買い、
また、円は実体以上に強いのでドル買いです。
円/ドルでは未だ日の目を見ませんが、10年単位で
見ていますので、まだまだ我慢が必要かもしれません。
藤巻さんは胆力・我慢力が強いことでも有名です。
汗と涙の結晶ではなくて、冷や汗と涙の結晶だそうです。
真面目な部分と面白い部分と混ざり合っているので、
とにかく楽しいです。

あとは、伊藤元重「市場の法則」、「入門経済学」、
「ゼミナール国際経済入門」、
榊原英資「為替がわかれば世界がわかる」
ジャック・D・シュワッガー「マーケットの魔術師」
藤野英人「金のなる木は清い土で育つ」
邱永漢「株の原則」、「お金の貯まる人はここがちがう」
など。図書館にあればまずそこで借ります。
月に10冊以上、年間150冊くらい借りているので、
ヘビー・ユーザーかもしれません。全部読んではいませんが。

今、巷で話題の「国家の罠」や「ミドルパワー外交」も
興味があるのですが、いかんせん政治より経済・金融の
方を優先してしまいます。
政治関係はお気に入りブログと新聞でカバーしています。
・かんべえさんの「溜池通信」、
・雪斎さんの「雪斎の随想録」、
・kenboy3さんの「kenboy3のRECTURERな生活」あたり、
議論についていくだけで、政治や歴史について新たな
視点を持つことが出来ます。
ちなみに、雑誌「東洋経済」6月11日号p.23に雪斎さんの
ブログが国際政治に深い分析をされているということで
紹介されていました。こんな方の記事をロハでブログで
読めてしまうのですから、既存のジャーナリズムも大変です。
さすが「東洋経済」と言われるような記事や情報を
提供しないといけないわけです。この記者はその辺を
自覚されているようで、そのようなことを書いていました。

また、落着いて書評というかまとめを書きたいと
思います。今は完全にインプット状態です。
posted by 金時 at 20:39| マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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