2006年05月19日

『即戦力の磨き方』大前研一

だいたい書いてあることはわかるんですが、あの歯切れの良い文章を読みたくて思わず新刊で 「即戦力の磨き方」を買ってしまいました。アマゾンで目次も見られますが、サラリーマンに必要な「三種の神器」、つまり語学力(英語)、財務力、問題解決力です。

21世紀のビジネス環境においては、日本企業の世界標準で運営していくことが求められ、その変化に気づかずにそして対応せずにいると置いていかれるといういつもの説から始まります。

特にパーソン・スペシフィック(人材次第)の時代になるという指摘には、普段教育云々言っている身としては考えさせられました。ビル・ゲイツのような人物を一人産み出した方が国として栄えていくということです。インドではそういう人材がどんどん育ち、国際企業を作り出しています。

日本は物価も給与水準も高いわけですが、平凡なサラリーマンの給与水準でも世界的に見ればかなり高く、単純な事務仕事では年収200万円となってしまうだろうと。

確かに今の子どもたちは、どうなのだろうかと考えてしまいます。特に今20歳代の人たちの考え方は、それまでの世代とは明らかに違っているようですが、その辺と経済的繁栄とはどのような関係になるのか気になるところです。さらにそれより下の世代はどうなのだろうかと。

というのも、今の若者(私も含め)は完全に親のスネかじりだからです。正社員でも給料はいつまでも安い。働いていない人はさらに。それに学生では車に携帯にと親が面倒を見る。ということは、親がいなくなったら・・・、親の資産をもらうのか?

自分も人間力アップについては、ずっと考えてそれなりに実行をしていますが、いろいろと時間がかかっています。大前氏のようにずばっと行きたいのですが、なかなかそうなりません。能力の差と認めてしまえば早いのですが、けっこうでっかい夢も見ていますので(笑)、少しずつは前進しています。

で具体的に英語力については、CNNなどを一日中かけっぱなしにしてひたすら聞くことに専念することだそうです。「英語耳」を鍛えよということ。なるほど、前にも伊藤サムさんの本でもそんなこと読んだけど続かない。問題は家族に迷惑がかかる、あと実際にうるさいんですよね。静かになりたいときもあると。でもがんばりましょう。ちょっと前に英語本のCDを買ってそれを通勤時に2回ほど聞きました。自己啓発もので内容の予測がつくので、半分くらいは理解ができる気がしました。それでもぼーとして聞き流しているところは、わからないというかただ音がながれていただけでした。日本語だと理解がはやいので半々で聞いたらいいのかとか思っています。

財務力については、家計のバランスシートを持てということ。これは投資を行う際の前提になりますのでよくわかります。お金がお金を生む仕組みを理解できれば、銀行や郵便局に預けっぱなしということにならないし、こんな低金利に甘んじる必要もないわけです。サラリーマンだったら金利に関する知識くらいはしっかり持って、自分の資産運用を考える必要はあります。1年2年では差がないでしょうが、20年30年となると大きな差になりますから、60歳以降の生活に差がでてくると思います。

問題解決力では、「思いつきを結論にするな」に納得です。企業参謀にもフローチャート入りで書いてありますが、しっかりと議論をできる方法を身につけたいですね。これはみんなですけど。とにかく、これができる人は私もあまり見たことがありません。もちろん私もこれができないのですが。せめて事実に基づいて議論したいと思っても実際私もしていません。このブログも完全に事実に基づいているとは言い難いので。

しかし、アメリカ流の世界標準は格好いいけど厳しい世界だとつくづく思います。私もそれだと一発で終わりになるでしょう。そうしたら、自分で商売でもやりたいと思っています。とにかくセールスをやって儲けていくのです。大変だろうけどうまくいけばそっちの方が金になりそうです。お金を生み出す方法は決して一つではないと思います。

普段、町を歩いていてもなんでこのお店が商売を続けられるのかを考えているのですが、持ち家の一角でやっていて、奥さんやおばあちゃんが趣味でやっている。主収入はお父さんが外で稼いでいる。実は土地をいっぱい持っていて不動産収入がたくさんあるので、やはりお店は趣味。何もストックや収入がない場合にはけっこう大変そうで、そういう店は店じまいをしていたりします。ゼロからのスタートは賃貸料もあり厳しく、しょぼくても残っている店は全部、不動産か別収入によると思っています。(関係ない話でしたが)

お金は絶対に必要なのですが、楽しく生きるという観点でいうといかにいい仲間とすごせるかも大事で、大前氏も最後にいい人生だったと言えるかどうかであると述べています。

あと家のことについては借りれば十分だということですが、妻曰くそれって男の人の考え方、ということです。たしかに経済的に考えると賃貸がいいわけですが、庭に木を植えたいとかになると別のようです。それだったら大前氏のとおり田舎にやすい物件を買い、都心にはアパートを借りて週末に楽しむというのがいいかもしれません。
posted by 金時 at 01:07| 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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